3月に入り、保育園内では卒園と新年度入園の準備が重なり、保育者にとって一年の中で最も身体も心も慌ただしい時期を迎えています。
保育園では、3月31日の園児の最終降園後に、翌日4月1日の新年度受け入れ準備を行います。保育者の皆さんにとって、毎年「3月31日が何曜日にあたるか」はとても気になるところではないでしょうか。今年は火曜日。きっと大忙しの新年度準備になりますね。
さて、「保育園キートス」と聞くと、SNSを活用した積極的な“社外広報”のイメージを持たれる方も多いと思います。それは事実ですが、実は同じくらい大切にしているのが“社内広報”です。
2025年12月から、約140名の社員一人ひとりにスポットを当てる社内企画「Kiitos Link」 をスタートしました。「Kiitos Link」という名前は「先生同士のつながりを大切にしたい」という想いから生まれました。キートスの保育理念は「人とのつながりを大切にまた明日も来たい保育園」です。保育理念にも掲げている通り私たちは「人とのつながり」を大切にしています。

現在、社員は10園に分かれて勤務しています。一年に一度の「会社総会」で顔を合わせる機会はありますが、総会という場の性質上、一人ひとりとじっくり話すことはなかなかできません。「自分の所属する園に、姉妹園に、どんな先生がいるのかを知ってほしい」そんな思いから、この企画は生まれました。
私は先生一人ひとりにインタビューを行い、
・幼少期から現在に至るまでの歩み
・好きなこと、得意なこと
・これから仕事で挑戦してみたいこと
などを深くお聞きし、その内容を社内に発信しています。実際にやってみると、毎回あっという間に30分が過ぎてしまいます。


そして正直に言うと、10園を統括する立場でありながら、「こんな一面があったのか」と“社員一人ひとりに対して知らないことだらけであったこと”に気づく時間でもあります。目の前の先生と向き合って話すと、「もっと知りたい」と思うことが次々と溢れてくるのです。
もしこの「Kiitos Link」がなかったら、私は社員一人ひとりのことを十分に知らないまま、日々の経営判断をし続けていたかもしれません。そう思うと、少し背筋が伸びる思いがします。
経営者や管理者は、日々「この仕事は誰に任せるべきか」「誰がこの役割に適しているか」と考え続けています。
けれども、それは“知らない中での推測”になっていたのではないかと怖くなりました。インタビューを重ねる中で、徐々にではありますが、「◯◯先生は、こういう場で力を発揮できるのではないか」と具体的に想像できるようになりました。実際に、この企画をきっかけに内定者向け研修の講師を担うことになった社員もいます。
【適材適所】誰もが知っている言葉ですが、理想で終わらせないためには、経営者や管理者が“知る努力”を続けることが必要なのだと実感しています。

そして何より大切なのは、「継続」です。140名全員にインタビューをするには、時間も年月もかかります。けれど、それは決して負担ではなく、「こんな想いを持った先生がいる」「こんな得意を持った先生がいる」と知る楽しみが続く時間でもあります。
社内広報は、情報共有のためだけのものではありません。組織を“つなぐ”ものであり、経営者自身が学び続ける仕組みでもあるのだと感じています。
【プロフィール】

日本一バズる保育園を創った園長 日向 美奈子
“三刀流!保育園経営✕保育士✕現役大学院生“
【職歴】
2010年 株式会社ハイフライヤーズ設立
千葉市認可保育園7園/成田市認可保育園3園
役職:株式会社ハイフライヤーズ取締役社長 兼 保育運営本部 キートス統括園長
【学歴】
1997年 聖徳大学短期大学部保育科卒業
2020年 聖徳大学児童学部児童学科 児童心理コース編入 2022年 卒業
2022年 聖徳大学大学院 児童学研究科 児童学専攻 博士前期課程 入学
【所属】
一般社団法人日本保育連盟(理事/千葉支部長)
日本こども虐待防止学会
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