こんにちは!かい園長です!
今回は『梅雨の時期の可愛い子どもたちのエピソード』をご紹介します!
【紫陽花を見つけて…】
梅雨の合間の貴重な晴れの日、公園へお散歩に出かけました。
久しぶりのお外ということで、子どもたちは「おそと!やったー!」と大喜び!
足取りも軽く、ソワソワ・ワクワクしている様子が伝わってきました
広場で虫探しやかけっこをして遊んでいると、紫陽花に気づいた子どもたち。
「うわ〜!ピンクのお花だ!」「あっちはむらさき!」と、色とりどりの紫陽花に目を輝かせていました
ある男の子が紫陽花をじっと見つめながら「同じお花だけど、色がちがうね〜」とつぶやくと、「なんでだろうね? 恥ずかしいのかな?」と、子どもたち同士で会話が始まりました。
まるでお花にも気持ちがあるように考える子どもたちの姿に、その感性の豊かさを感じました
大人には当たり前に見える風景も、子どもたちにとっては「なぜ?」「どうして?」がいっぱいです
「このお花、カタツムリのおふとんかも!」なんて話す子もいて、想像力の豊かさにほっこりしました
紫陽花がきれいに咲く道を歩きながら、「あれは水色」「こっちはまぜまぜ色」と楽しそうに話す子どもたち。
その姿から、季節を感じる幸せをたくさんもらいました
【しばらく行けない公園に…】
また別の日のこと。いつものように公園へ向かっている途中、「雨が多いし、今度は暑くなってくるから、しばらく公園行けないかもね」と何気なく話すと、近くにいた女の子が「えー? じゃあ、公園さみしがっちゃうんじゃない?」と心配そうな表情を見せました
「そうだね、寂しがってるかもね」と返すと、「じゃあ、いっぱい遊んであげなきゃ!」と元気に言って、公園に着くとすぐに遊具でたくさん遊び始めました。
たっぷり遊んで、帰るときには「またね〜! また来るからね〜!」と公園に向かって大きな声で声をかけてくれたその姿がとても微笑ましく、まるで公園そのものが生きているかのように感じられました
目に見えないものにも心を寄せ、物にも気持ちがあると考える、そんな子どもたちの柔らかい心から、大人の私たちが学ぶことはたくさんあると感じました。
【雨の様子を伺いながら…】
ある雨の日、お部屋で製作遊びやおままごとを楽しんでいた時のこと。
窓の外を見ていた男の子がふと「雨、いつまで降るかな〜」とつぶやきました。
「いつかな〜。明日は降らないって言ってたよ」と返すと、「雨が泣いてるからさ〜。かわいそう」と一言。
そのセリフや雰囲気がまるで詩人のようで、感性の豊かさに思わず感心しました
「雨も泣くんだね」と言うと、「うん。ポツポツって、泣いてる時と同じだよ?」と教えてくれました。
子どもにとって雨は、ただの“濡れるもの”ではなく、心で感じ取る存在なのだと実感した瞬間でした
こんなふうに、子どもたちの想像をかきたてられるような保育をしていきたいと、改めて強く感じました
いかがだったでしょうか?
現在は、暑い日が続き、雨の日は少なくなってきましたが、大人が少し憂うつに感じてしまうような場面でも、子どもたちは楽しいことや不思議なことを見つけて、笑顔で過ごしています
雨の日ならではの感性やひらめきに触れるたび、大人の私たちも心が軽くなって、「まあ、こんな日も悪くないな」と思える瞬間がありますよね
最近は気温が急に上がって、暑さで疲れている方も多いかと思いますが、これからの季節も「今だからこそ生まれる小さなドラマ」を、子どもたちと一緒に大切にしていきたいと思います